減少する職人

2025年1月27日付東奥日報より

左官職人が減少の一途…との記事です。
左官職人に限らず、他の職人さんも軒並み減少していますし、他業種においても人材不足は深刻です。弊社でも募集をかけているのですがなしのつぶて。求人サイトを見ても同職種での求人が沢山あるので、どこも苦労してるんだと思います。少子化は加速していますし、今後この状況はさらに悪化するんだろうなぁ…と思っています。

選んでもらうためには…

一昔前は企業が人材を選べていましたが、今は逆転、企業が選んでもらう時代。選んでもらうために企業も様々な努力をしています。お取引様で『(ゲームの)課金手当』なるものを新設して人員獲得、流出防止に取り組んでいるところもあります。

弊社の取組の一つとして、タイル業者さんと協力してタイル張りの出前授業を行っています。なかなか触れることがないタイル工事を体験してもらったり、生の職人さんの声を伝えることで少しでもタイル工事の魅力を伝え、担い手確保につなげようという取り組みです。

減るけれどなくならない仕事

東奥日報の記事では仕事自体の減少についても触れられています。世の中ありとあらゆるものが効率化され、人が必要なくなる仕事もでてくる。私たち建築資材の販売に関しても然りです。担い手不足が見えている中で当然考えなければいけないことだと思います。

しかし建築の現場の職人仕事は減りはすれどなくなることはありません。おそらく仕事の総量減少以上に職人不足は深刻です。昔は3K(きつい・きたない・危険)と言われていた建築現場の仕事ですが、今は状況もだいぶ改善されてきています。そう考えると自分の技術で食べていけるモノづくり・職人仕事は非常にやりがいがあるんじゃないかと思っています。

これから仕事をお探しの方は是非ご一考いただければと思います。